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KPS強化練習会 低酸素トレーニング

標高2000m設定の低酸素環境の50mプールで練習会を行いました。

18名の参加。

始めに、低酸素ルームでの入水前の血中酸素濃度を計測。

指先にクリップ型の計測器をつけての測定です。

次に、入水安静時を計測。3分泳いだ後に再度計測。

ほとんどの人が、94とか、97とか、口々に報告し、プール監視員が記録します。

それから練習会の開始です。

 

いつものペースでガンガン泳ぐのではなく、体と相談しながら、まずはゆるゆると泳いでください、との説明。

いろいろな大学やチームがきていますが、普段と同じように頑張りすぎて、プールサイドに体を半分もたれかけたまま、それ以上這い上がれなくなった人もいます。との説明も。

そこで、いつものKPSメニューに5~10秒ほどプラスしたり、IMをchoiceにするなど、柔軟な配慮を加えての練習スタートとなりました。

 

途中、水から上がって休んだり、プールサイドにおいてある計測器で自分で測定するのは自由なので、各自で慎重に泳いだせいか、体調を崩す人もなく、いつも通りに前半メニューを終えました。

そうは言っても、なにしろ低酸素プール。なんとなくの息苦しさ、胸や肺の圧迫感、下半身の軽いだるさなど、自覚できる症状は人それぞれ。少しゆるめのサークルでも息が上がります。水質が〇⊛@△軟水とかで、とても柔らかく、泳ぎやすいことが印象的でした。

 

後半のIMや、飛び込みダッシュでは、泳ぎ終わった後の沈黙がいつもより長い?と感じたのは私だけでしょうか・・・?

 

練習時間が終わると50mの低酸素ルームを出て、隣の通常酸素25mプールへ移動してダウンをしました。自分が早くなったように感じた人、体が軽いと感じた人、泳ぎやすい、腰が浮く、進む、等々、感想は人それぞれでしたが、明らかな違いを実感しての楽しいダウンタイムとなりました。

 

施設が新しくて使いやすいことに加え、プール周りは、壁がすべてガラス張りで、解放感溢れる空間なのが気持ちよかったです。また、コースによっては、フィン、パドル、シュノーケルなどの利用が自由なのも嬉しいですね。

 

プールでの練習会のあとは、広くてサウナ付きのお風呂に入ってリラックス。数人の強者は、そのあと、低酸素トレーニングルームに移動して、ジョギングや筋トレなどを楽しんだ後、自由解散となりました。

 

大変充実した強化練習会となりました。次回にも期待です。